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店舗ができるまで第七弾!!

 

この企画は、店舗ができるまでの道のりを調査し

物語の開発力と人財力をより深く知っていこうという企画です。

 

▼前回までは、「立地開発部」のお仕事を紹介してきました

【店舗ができるまで⑥】物件調査に密着完全密着!LAST!

 

いよいよ今回から「店舗開発部」のお仕事編に突入です!

 

今回は、立地開発部 部長の鷲野 英之(わしの ひでゆき)さん

マネジャーの桑原 友章(くわばら ともあき)さんにお話しをお聞きしました。

 

 

店舗引き渡しまでの具体的な流れや、

店舗の基本計画をつくる際に重要な考え方をご紹介していきます!

 

ズバリ、店舗開発部の仕事とは?

 

鷲野さん:

簡単にいうと店舗建築の総合的なプロデュースです。

社外の設計士さんやデザイナーさん、建築会社さんと連携しながら

店舗設計全体の指揮を執っています。

 

 

実際の仕事の流れは?

 

桑原さん:

新築の場合は、物件地に業態ごとのプロトタイプをあてはめて、

サイン計画や配置計画を店舗開発部員が自分で作成。

サイン会議で提案し基本計画を確定します。

その後、基本計画を元に設計士さんに設計図を依頼し、決まった設計図を建築会社へ。

建築工事の総投資予算をまとめ、建設中の検査などを実施しながら

引き渡しまでを行います。

 

 

鷲野さん:

現地調査では、店舗の配置や駐車場台数、ストリート看板の位置を

想像しながらその場で基本計画を決めます。

多くの企業は、経営トップや事業責任者が設計士と直接少人数で決めていますが、

物語はそれを店舗開発部が担い、大勢のいる会議で議論の末に決定しているんです。

 

経営者の判断が必要な仕事。なぜ店舗開発部が?

 

鷲野さん:

うちの店舗は、多店舗展開を前提としたロードサイドでの大型店舗で、

多利用動機を狙う戦略を持っています。

店舗の外観や配置、駐車場の使いやすさが売り上げに直結するビジネス

という考えを創業者である小林さんは基本にしていたため、

意図して店舗づくりに特化する店舗開発部を設けたんです。

 

 

また、直営・FC、事業部関係なく

“寄ってたかって”つくるのが物語流。

基本計画を提案するサインデザイン会議には

店舗・立地開発部はもちろん、役員・各事業部長、

事業推進グループのメンバーが皆参加しています。

 

それだけ店舗設計が重要なんです。

 

基本計画を作成するときに心がけているのは?

 

鷲野さん:

業態開示性が高いお店をつくることです。

業態開示性というのは、入らなくてもそのお店のことが分かること。

お客さまから見てなんとなく「美味しそうなものが食べられそう」

「駐車場が広そう」「お店に入りやすそう」「お店に入ってみたい」と

と思っていただくということです。

 

そのために、たくさんのことを検討します。

 

大変なことは?

 

桑原さん:

意外と社内での調整が難しいです。

基本計画を元に、設計士さんが作成した図面を

事業幹部に説明する際、伝えきるのが大変です。

自分が説得力を持って伝えられなきゃいけません。

 

鷲野さん:そうですね。

自分達が現場に行ってああでもないこうでもないと

考えたものを、紙一枚で表現して伝えなきゃいけないからすごく大変!

 

 

基本設計を作成するときに使うツールは何ですか?

 

桑原:設計ソフトのCADとデザインソフトPhotoshopIllustratorです。

知識はゼロでも、店舗開発で実践しながら使えるようになりますよ!

 

店舗を設計する上で大切なこととは?

 

桑原さん:

限られた条件の中で売れる店をつくることですかね。

立地によって建物や看板に対しての条件がありますが

その中でいかに物語が大事にしている業態コンセプトを開示して

売上を取れるお店をつくるかが大事だと思っています。

ただお金をかければ売れるお店が作れるわけではないですし。

 

 

鷲野さん:そうですね。

あとは伝統を知ること、最新を知ること、

そして自分の趣味・趣向と業態コンセプトを混同しないことです。

 

例えば『焼肉きんぐ』の外観に使われている

朝縹(あさはなだ)色は日本の伝統色。

同じように『源氏総本店』の外観には古代紫(こだいむらさき)

弁柄(べんがら)色が使われています。

 

伝統を知っているのと知らないのとでは、

色を提案するときに、説得力が大きく違ってきます。

 

また、店舗開発部は全国各地のFC企業や

他企業の経営者と会う機会があります。

「新しくできた○○を知っているか」と聞かれることもあるので

飲食の全業種全業態の最新を知っていなければいけません。

 

そして、設計をする際に自分の趣味・趣向と業態コンセプトを混同しないこと。

現場経験が長かったり、オペレーションが得意だったりすると

「自分だったらこうする」があるものです。

しかし、理由付けは自分の趣味・趣向であってはいけません。

業態として何がふさわしいか、事業幹部の感覚を持っていなくてはいけない。

 

作り手、使い手、コストのバランス感覚は非常に重要ですね。

 

 

店舗設計のプロデューサーだからこそ、バランス感覚、伝える力、事業幹部の視点など様々な力が求められるんですね。 なかでも業態開示性の高さを重視しながら自分たちで計画を決めていくということが改めて理解できました。鷲野さん、桑原さん、ありがとうございました!

 

 

次回は実際に、桑原さんの「竣工検査」に密着します!

 

 

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