「店長=陽キャ」じゃない、価値観を変えた出会い
橋詰さんは入社してわずか2年未満で店長に昇格されていますね。もともと、店長を目指して飲食業界に飛び込んだんですか?

いえ、自分は店長のキャラじゃないなと思っていました。明るく元気で、スタッフを巻き込んでリーダーシップを発揮するタイプではなくて。フードビジネスやお店の仕組みを理解してマネジメントができたらかっこいいな、くらいの憧れを漠然と持っているくらいでした。
そうだったんですね。では入社されたきっかけはなんでしょうか?

入社時の面接で、人財開発部の人たちと接してイメージが変わりました。皆さん店長経験者でしたが、本当にいろいろなタイプの人がいて、私の中の「店長=陽キャ」という勝手な固定観念が覆ったんです。
実際に働くようになって、特に印象に残っている店長はいますか?

2店舗目の配属で一緒に働いた鈴木さんです。私の個性を認めて、いつも安心感を与えてくれました。「絶対に店長になれる!」と評価してもらえたことで意識が大きく変わって、常に「自分が店長だったらどうするか」という視点で考え、行動するようになりました。
副店長への昇格の前に気づいた自分への過信
その後、次の店舗に移ってから1年足らずで副店長に昇格。順調にキャリアアップされたんですね。

実は、自分ではもっと早く昇格できると思っていました。でもその自意識過剰を見抜かれていて、「まだ副店長試験は受けさせられない」と当時の店長に言われてしまって。そこから自分の甘えや足りない部分を自覚して、改めて自分を見つめ直したんです。
そして、どんな行動を起こしたんですか?

それまで取り組めていなかった食材の管理・分析など、利益に直結する部分の数値管理に力を入れましたね。それが結果として現れて、店舗に貢献できたことで、自信がつきました。

橋詰流「店長」のあり方とは
店長になったときは、どんなお気持ちでしたか?

「自分は店長に向いていないんじゃないか」という不安はまだありました。でも、昇格時期がちょうど最大繁忙期だったので、たくさんのお客様に来ていただきたいと思い、「このチャンスに絶対、結果を出す」という意気込みで突っ走りました。みんなで円陣を組み、「1月の最高売上を狙うぞ!」と号令をかけたこともあります。
チームをまとめて引っ張っていくために、意識したことはありますか?

店長として、常に「お客様のため」を軸に置きながら、時には厳しいことも伝えてきました。お客様にとっては従業員が学生でもアルバイトでも関係ないですよね。いかなるときも、プロとして接客することが大切だと思うんです。そうした想いからくる行動の積み重ねが、結果として店舗全体の成長につながったと感じています。
そして、2024年7月には社内表彰で「最優秀プレジデント賞」を受賞。橋詰さんのリーダーシップの結晶ですね。

パートナーとの関係性づくりや店長としての意思決定で店舗改善を進めた点が評価されたと聞いています。実は密かに目標にしていたので、受賞したときはとても嬉しかったです。すでに事業推進グループへの異動が決まっていたため、実績を持って本社に行けることにホッとした思いもありました。

現在の事業推進グループでのお仕事について教えてください。

新入社員研修の企画・運営など教育に関すること、店舗運営のマニュアル作成やシステム管理に関する細々した業務に携わっています。さまざまな企画や提案も伝わらないと意味がないので、難しい言葉を使わず肝心なことをシンプルに伝える努力が欠かせません。
どんなときにやりがいを感じますか?

自分のアイデアや意見を取り入れてもらえて、それがカタチになると嬉しいです。事業部長にアプリ画面の改善提案をしたり、店長たちとの会議でブランド力向上につながる施策をプレゼンしたり、いろいろな場面で積極的に発信しています。提案する際は、ただ好き勝手言うのではなく、結論に着地させるよう意識しています。言いっぱなしではカタチにならないので。
「会社が変えてくれる」ではなく、自分で変えられる人に
これから新たに挑戦したいことはありますか?

役職が上がっていくほど意思決定の場面は増えていきますし、いろいろなことを根本的に変革していきたいです。ゆくゆくは会社全体の仕組みづくりなどに携われるようになったら楽しいだろうなと思います。
最後に、橋詰さんの「なりたい自分」とは?

諦めない自分です。組織や仕組みづくりにも取り組みたいし、女性としての人生設計についても考えます。子育てとキャリアの両立に関しては、当社にはまだ課題があると思います。「いつか会社が変えてくれる」じゃなく、自分がロールモデルになりながら道を切り拓いていていくことが理想ですね。