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「このまま終わりたくない」から始まった、自分の価値を証明する日々

焼きたてのかるび 柏豊四季店 副店長 齋藤知世

「このまま終わりたくない」から始まった、自分の価値を証明する日々

一人ひとりの「自分物語」を紹介する「みんなの物語」。今回は、『焼きたてのかるび 柏豊四季店』で副店長を務める齋藤 知世(さいとう ちせ)さんに登場いただきました。就職前は、自分の存在意義が分からないくらい不安を抱えていたという齋藤さん。入社後、努力を重ねることで徐々に自信を取り戻し、店長を目指したいという想いが芽生えたと言います。自分の存在意義を求めて、これまで歩んできた齋藤さんの物語に迫ります。

PROFILE
入社日
2024年04月01日
長所
一歩先を見据えて行動できるところ
短所
時々まわりが見えなくなるところ
すきなこと
カフェ巡り、韓国語を聴くこと
おすすめメニュー
焼きたてのかるびの「王道カルビラーメン」
おすすめの食べ方
「ねぎ塩牛タン丼」とセットで食べる

存在意義が見出せなかった学生時代

齋藤さんは2024年度の幹部候補生(新卒入社)として入社されましたね。入社前は、自分に自信がなかったとお聞きしました。

齋藤知世

そうなんです。実は、高校時代に引きこもって不登校になり、それ以来人付き合いも苦手になってしまって。大学でも単位を落としたりして、「みんなが当たり前にやっていることもできない自分なんて…」と自己肯定感がどん底になっていました。

今、こんなにキラキラした笑顔の齋藤さんからは想像がつかないですね。

齋藤知世

昔の話をするとよく驚かれます(笑)大学時代はそんな感じで、結局やりたいことがわからないまま、卒業間近になってやっと就職活動を始めたんです。そこで出会ったのが物語コーポレーションでした。説明会で「違いを受け入れ、活かし合うことが成長につながる」っていう話を聞いて、すごく印象に残って。実際に会場に集まっていた人たちも、国籍も服装も雰囲気も本当にバラバラで、「ちょっと他と違うかも」って、肌で感じたんですよね。「自分らしくいていいんだ」って思わせてくれる空気に、すごく惹かれました。

会社説明会の言葉だけでなく、実際に人も見て興味が湧いたんですね。

齋藤知世

そうですね。あと、面接で「面と向かって自分の考えを伝えることが苦手なんです」と伝えたところ、「いろんな人がいるから心配しなくていいよ。自分のペースで頑張ってみよう」と言われ、今の自分が完璧でなくてもいいんだと感じました。これでさらに入社したいという気持ちが強まりましたね。

店長を目指すことを決意したきっかけ

実際に入社してからはどうでしたか?

齋藤知世

研修トレーナーの方や上司が褒めてくださる機会が多くて驚きました!たとえば、自分は覚えることが苦手なので、作業をちゃんと覚えられるようメモを取っていたんですが、それに対して「努力家だ」と言ってもらえたり。自分ができない部分ばかり目についていたんですが、ちゃんとできることもあるんだと素直に自分を認められるようになりました。

昇格に意欲が湧いたのもその頃ですか?

齋藤知世

そうですね。幹部候補生が受ける研修の中で「飲食業の仕事は調理・接客だけでなく、数値や人のマネジメントを行い、『飲食のプロ』を目指す」と聞いたのがきっかけです。将来の自分の姿を考えたときに、ただ仕事をこなすよりも、プロフェッショナルを目指して仕事をする方がスキルが身につき、自分により価値が生まれるのではと思いました。

その後は順調でしたか?

齋藤知世

いえ。目標は、入社3カ月目の6月にリーダー昇格!だったのですが…。仕事に忙殺されて昇格試験の準備に着手することすらできなくて。同期からもおいていかれちゃうんじゃないかと不安もあり、余計にモチベーションが下がってしまいました。

自分を見つめ直した、挫折の経験

決して順風満帆ではなかったんですね。

齋藤知世

そうして9月に、同じ事業部配属の同期がリーダー昇格試験に合格したと聞いて、ハッとしたんです。「私と違って、忙しいことを言い訳にせず勉強する時間をつくっていたんだ。自分は何をやっているんだろう」って。今、立て直すしかない!と火がつきました。

同期の努力が気付かせてくれたんですね。どのように立て直したんですか?

齋藤知世

「自分がなぜここにいるのか、何を目指しているのか」を改めて考えました。あとは周りの支えも大きかったですね。研修で一緒になったことがあるキャリア社員の方が、「自分に手伝えることがあったらいつでも相談して」と連絡をくれて、寄り添ってくれたことも励みになりました。

その後、自身が立てた計画には追いつけましたか?

齋藤知世

昨年11月にリーダーに、今年2月には副店長に昇格できました!今は、次のステップである店長になるためにリーダーシップを身につけたいと思っています。でも、自分の性格上、人に仕事をお願いするのが苦手で、なかなか上手くいかないのが課題です。

店長になる道のりを緻密に計画したメモ帳

「なりたい自分」を目指して妥協しない日々

今、まさに次の課題と直面しているんですね。乗り越えるために行動していることはありますか?

齋藤知世

自分が何をやって、人には何を任せるのかをきちんと判断するために、相手にどんな向き・不向きがあるのかを見極めなきゃと思っています。そのために大切なのは、個対個でコミュニケーションをとることだと思っていて、仕事上のやり取りだけでなく、その人から個性を引き出せるように、自分から積極的に話しかけています。

あとは店長まで一直線ですね!

齋藤知世

はい!店長になったら、仕事に妥協せず、誰よりも楽しそうに働き、みんながイキイキと仕事ができるお店をつくりたいです。それを実現することで、自分がこの会社で働くことになった意義を証明していきたいと思っています。

最後に、齋藤さんの「なりたい自分」とは?

齋藤知世

いつも笑顔でいられる自分でいたいです。そのためには、「めちゃくちゃ頑張ってるなぁ」と、自分自身で認められるくらい、努力できる自分づくりが必要だと思っています。また、自分だけが評価されるのではなく、自分と関わった人も評価されるような、存在価値を生み出せる人を目指したいですね。