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引っ込み思案の私が、人の前に立つようになるまで

焼肉きんぐ 葛飾堀切店 店長 渡邊さくら

引っ込み思案の私が、人の前に立つようになるまで

一人ひとりの「自分物語」を紹介する「みんなの物語」。今回は、『焼肉きんぐ 葛飾堀切店』で店長を務める渡邊 さくら(わたなべ さくら)さんに登場いただきました。もともと引っ込み思案で、人の前に立つことが苦手だったという渡邊さん。入社の意思決定を後押ししたのは、イキイキしている人への憧れの気持ちだったとのこと。そんな渡邊さんが自身の課題と向き合い、入社2年で新店の店長を任されるまでの物語に迫ります。

PROFILE
入社日
2022年04月01日
長所
傾聴力があるところ
短所
一人で抱え込みすぎるところ
すきなこと
ゲーム!休日は家でずっとやり込みます
おすすめメニュー
焼肉きんぐの「ピーマン焼」と「〆のさっぱり冷しそうめん」
おすすめの食べ方
ピーマンはお肉と一緒に。そうめんはそのまま食べます。

受け身な自分が飛び込んだ、自分で「意思決定」する日々

渡邊さんが物語コーポレーションに入社したきっかけは、飲食関係のお仕事をされているお父様の推薦だったとお聞きしました。

渡邊さくら

そうなんです。でも、働いている父の姿を見ていて、飲食業は大変そうという印象がありました。転勤も嫌だったので、最初はかなり消極的でした(笑)

そうだったんですね。気持ちが変わったきっかけはなんだったんでしょうか?

渡邊さくら

物語コーポレーションの選考で人財開発部の方と出会い、すごくキラキラしていると感じたんです。説明会や面談の中で、自分の言葉で会社の事や仕事への想いを語っていて、その姿がとても自然なのに自信にあふれているように見えて…。イキイキしていて芯があるというか。もともと私は引っ込み思案なところがあるんですが、「私もこんな風に自分の軸を持った人になりたい」と思い、思いきって入社しました。

入社後は幹部候補生(新卒社員)向けの研修もありますよね。そこではどうでしたか?

渡邊さくら

研修では、ディスカッションや発表の機会がたくさんあったのですが、自分をすぐに変えることはできず、どこか受け身で積極的になれませんでした。「もっと前に出なきゃ」「変わりたい」と思っているのに、うまく言葉が出てこなかったり、周りと比べて落ち込んだりすることもあって…。正直、自分には無理なんじゃないかと思った瞬間もたくさんありました。

殻を破るきっかけとなった新店での経験

そんな引っ込み思案な渡邊さんが変われた経験は何だったんでしょうか?

渡邊さくら

入社2年目にリーダーとして経験した新店のオープンが大きな転機でした。新店なのでパートナー(アルバイト)のみなさんも全員「はじめまして」の状態で…。当時の店長から「まずは仲間の顔と名前を覚えることが大事」と言われ、とにかく必死に覚えました。でも、それだけでは十分なコミュニケーションにはつながらなくて。「自分が受け身のままでは、相手も心を開いてくれない」と思い、勇気を出して自分から話しかけていくようにしました。

それは、渡邊さんにとって大きな第一歩だったんじゃないですか?

渡邊さくら

そうですね。そしてもうひとつ、新店では「自分が教える側」になる場面が多かったことも、大きな成長のきっかけでした。あるとき、わたしが自信のない分野を説明していたら、パートナーがすごく不安そうな顔をしていて…。その表情を見たとき、「このままじゃだめだ」と思いました。それからは、マニュアルをしっかり読み込んだり、話す内容を事前に準備したりして、自信を持って人前に立てるように工夫するようになりました。

堂々と話せるような自分づくりをされたんですね。

渡邊さくら

はい。自分の殻を破れた気がして、自信がつきましたね。そしてちょうどそのころ、当時の店長から「渡邊さんは店長にむいてるよ」と後押しもあって、店長を目指そうと決意したんです。

店長へのチャレンジで見えた景色

副店長のときには、チャレンジ営業で店長として1カ月間お店の責任者になったそうですね。

渡邊さくら

はい。パートナーから個人的な相談を受けることもあるほど、お店でのコミュニケーションは力を入れていましたが、自分で立てた売上や顧客満足度スコアの目標に対してみんなからどんな反応が来るかは少し不安でした。けれど、それ以上に、自分だけじゃなくてお店のみんなと一緒に成長したい気持ちが大きくて、勇気をもって伝えたんです。そうしたら、みんなすごく張り切って自主的に動いてくれたり、「これもやりたい!」と自分たちから挑戦もしてくれました。

それは、想像していた以上の反応でしたね!

渡邊さくら

自分が店長としてチャレンジ営業に挑戦したことが、パートナーの成長にもつながった気がして、それがすごく嬉しかったです。やっぱり店長の姿って見られているんだな、影響を与える存在なんだなと感じました。

チャレンジ営業の期間中で、ほかに印象に残っていることはありますか?

渡邊さくら

勤務態度に課題があるパートナーの行動を変えられたことですね。ただ叱るだけでなく、「私たちは、モラルやルールを守って頑張る人がきちんと評価されるお店をつくりたいと思っています。今のあなたは自分のことを評価できますか?」と個対個でしっかり伝えました。すると、「今はそうじゃないかも」と反省してくれて、勤務態度がガラッと変わって。店長から「あのパートナーさん変わったね!」と驚かれました。この時も、自分の言葉が人に影響を与えられたことを感じて、嬉しかったですね。

目指すはどんなことにも一生懸命な人

3月からは新任店長として新店を任されましたね。どんなお店をつくりたいですか?

渡邊さくら

当たり前のことを当たり前にやる。そして、個々の能力を最大限活かせるお店にしたいです。モラルやルールを守れる人をきちんと評価し、成長意欲の高い人たちが成長し続けられる環境づくりを目指しています。そうすることで、個人もお店も一緒に成長していけると思っています。

最後に、渡邊さんの「なりたい自分」とは?

渡邊さくら

仕事でもプライベートでも、どんなことにも一生懸命向き合えるカッコイイ女性になりたいです。これまでの経験を通して、自分の想いを言葉にしたり、誰かの成長に関わることの楽しさに気付くことができました。今はもう受け身じゃなくて、心から仕事を楽しめている実感があります。これからも自分の行動と言葉で、成長を積み重ねていきたいです。