ひとりで想いを抱えていた私が、明言の力を知った軌跡

物語コーポレーションの理念に共感したのと、一番は、ありのままの自分で働けそうだなと思ったからですね。選考の中で、自分の笑顔だとか、学生時代に培ったリーダー経験だとか、そういったものを認めてもらえて、この会社で頑張りたい！って入社を決めたんです。

はい。20代で、お店という組織のリーダーになれる経験は貴重だと思って、私も店長になりたいって考えていました。最短の18カ月で店長になるっていう昇格スピードも実現できたらかっこいいし…。でも、その気持ちは誰にも言えなかったですね。

物語コーポレーションは「明言」を大事にする文化で、みんなに発信したら実現が近づくって考えも理解はしていました。でも、そんなに早く「店長になりたい」なんて言ったら、まわりから「まだスキルも備わってないのに、何を言ってるんだ」と思われるんじゃないかと思って、怖かったんです。

そうなんです。でも入社2年目で副店長に昇格したころ、面談で当時の店長から「山下さんは、これから先どうしたいの？」って聞かれて。なぜかその時は、言っちゃえ！って思い切って「実は店長になりたいと思っているんです」って伝えました。

自分が予想していた反応と全然違って、びっくりしました。「山下さんのとびっきりの笑顔はもちろんだけど、人の話をしっかり聴いて受け止められるところは強みだし、店長になっても強力な武器になるよ」って言ってもらえて。応援してもらえただけでなく、自分でも気付いていなかった強みを認めてもらえたことも嬉しくて。思っていることを伝えても大丈夫なんだ！と思えたんです。

はい。あと、「言ったからには実現しないと！」っていう気持ちになって、自分自身も店長昇格に向けて本気になれました。それまでは、パートナー（アルバイト）に嫌われないよう、いかに仲良く仕事をするかを意識してコミュニケーションをとっていましたが、「このままじゃいけない！」と思い直し、嫌われることを恐れずにリーダーシップをとっていきました。明言の力ってすごいなと実感しましたね。

実は、最初に配属されたお店では全然表現できなくて。自分が思うような店づくりはできなかったんです。自分が頑張らなきゃと思いすぎて、結局人に任せたりできずに抱え込んじゃったんですよね。今後どんなお店にしていきたいかすら考えられないし、でもやらなきゃいけない目の前の業務はどんどん積み上がっていくしで、心も体もしんどかったです。退社するしかないのかな、というところまできていましたね。

先輩に、正直に自分の今の状況と心の内を話したんです。そしたら、本気で「辞めないで」って説得してくれて。そこから、まわりの人たちがいろいろな手段で助けてくれました。大げさかもしれませんが、自分を必要としてくれる人がいるということがわかって、「ここで辞めちゃだめだ」と思い、仕事を続ける決意をしました。

そうですね。次のお店に異動になったときは、自分が目指す店づくりや次の繁忙期に向けての目標をしっかり整理しました。そして、部下やパートナーに「過去最大の売上を目指したいから、力を貸してほしい」って伝えたんです。言葉にするのはやっぱり緊張したけど、結果的に売上は達成できたんです！自分が勇気を出して言葉にして伝えた目標を、お店の仲間と一緒に達成できて、それをみんながすごく喜んでくれたことが何より嬉しかったですね。

はい。宮前平店は働いているみんなが誇りをもって仕事をしています。でもまだまだいけると思うので（笑）さらに大きな成長や達成感につながるような売上目標を掲げています。それも、もちろん最初のミーティングで部下や主力のパートナーたちに伝えました。口だけにならないように、頑張ります！

挑戦し続ける人でありたいです。これまでの経験から、自分の想いや考えを言葉にして伝える大切さを学びました。明言には、共感や協力を引き出す力だけじゃなく、自分自身も奮い立たせる力があると思います。人にどう思われるかを恐れずに、自分の力や強みを活かして挑戦し、これからも成長していきたいです！