なりたい自分へ、一歩踏み出すあなたを応援する

明言、そして行動。挑戦から逃げない自分づくりが切りひらいた未来

海外営業推進本部 マネジャー レウティホアイトゥー

明言、そして行動。挑戦から逃げない自分づくりが切りひらいた未来

一人ひとりの「自分物語」を紹介する「みんなの物語」。今回は、今月から海外営業推進本部に配属となったレウ ティ ホアイ トゥーさんに登場いただきました。ベトナム出身で幹部候補生(新卒社員)として入社し、『丸源ラーメン』で店長を務めた経歴を持つトゥーさん。今回の異動は、社内公募で自ら手を上げて実現したとのこと。意外にも、以前は「失敗したくない」と挑戦から逃げるタイプだったと言います。あるとき、勇気を振り絞って踏み出した一歩から少しずつ人生が変わっていきました。明言と挑戦を恐れない自分づくりの軌跡をお届けします。

PROFILE
入社日
2020年04月01日
長所
気が強いところ
短所
人見知りなところ
すきなこと
写真を撮ること、旅行にいくこと
おすすめメニュー
丸源ラーメンの「ゴマたっぷり白胡麻担々麺」
おすすめの食べ方
白ご飯と一緒に食べるのが最高!

夢のきっかけは女性経営者との出会い

今月から海外営業推進本部に配属ですね。今のお気持ちを教えてください。

レウティホアイトゥー

目指していた部署だったので、心から嬉しいです!私には「経営者になりたい」という夢があって、その第一歩として海外営業推進本部で仕事がしたいと思っていました。社内公募の情報を見たとき、「このチャンスだけは絶対に逃したくない!」と思い切って応募したんです。

念願の異動だったんですね。入社当初から経営者になることを目指していたんですか?

レウティホアイトゥー

いえ、実はそれほど前からではありません。きっかけは去年、海外営業推進本部がベトナムの会社と商談をするときに通訳として参加したことでした。そこで出会った現地の社長が女性だったんですが、とにかく明るくて笑顔が素敵で、自国の事業について堂々と語られる姿が自信に満ちあふれていたんです。本当にかっこよくて、同じ女性として「こんなふうになりたい!」と強く憧れました。

それは素敵な出会いでしたね!

レウティホアイトゥー

それはもう!すごく刺激を受けました。でも、もともと私は挑戦から逃げてしまうタイプでした。失敗したくないし、人からどう思われるかも不安だったんです。学生時代は目立ちたくなくて教室の一番後ろに座って、自分から人に話しかけることもありませんでした。物語に入社したときも、インターナショナル(外国籍)である自分にきっと店長は務まらないだろうなって。年齢や性別、国籍もさまざまな仲間をまとめられる自信がなくて、最初はまわりとコミュニケーションをとることからも逃げていました。

勇気をもって踏み出した一歩がもたらした変化

自分に自信がなかったんですね。

レウティホアイトゥー

はい。入社して数カ月は誰とも話さない日々が続いていました。でもふとまわりを見ると、みんな仲良く楽しそうに働いていて。なんだか孤独感を感じて、「みんなみたいに楽しく仕事ができるようになりたい」と思うようになったんです。そのためにはまず自分から動かないといけないと決意して、勇気を出して身近な話題で話しかけてみました。そしたら、相手も笑顔で返してくれて!すごく嬉しかったですね。

その一歩から、どういう変化がありましたか?

レウティホアイトゥー

そこから、だんだんといろんな人とコミュニケーションをとりながら仕事ができるようになって、楽しくなっていきました。自分の得意なことをパートナー(アルバイト)に教えたり、逆に自分のやりたいことに協力してくれる人が増えたりして、自分のなかで「いい仕事ができたな」と思える日が増えていったんです。それがだんだんと自信にもつながっていきました。当時の店長からも「トゥーさんなら店長もできるよ」と背中を押してもらって、店長にチャレンジしてみようと心が動いたんです。

これまで避けていた昇格にも、一歩踏み出せたんですね。

レウティホアイトゥー

でも、店長昇格に対して、不安や恐怖がゼロになったわけではなかったです。自分にとって大きな挑戦でしたが、ここで逃げない自分でいたくて、思い切って社内掲示板で「店長になります」と明言しました。そしたら、それを見た同期や事業部の仲間が応援してくれて。とても嬉しかったですし、「こんなに見てくれている人がいる。何が何でも達成したい!」と覚悟が強くなりました。結果的に、明言してから3カ月で店長になることができました。

明言が自分とまわりを変えていく

実際に店長に昇格してみてどうでしたか?

レウティホアイトゥー

配属されたお店がちょうどオープン2年目に入ったところだったのですが、人件費がすごいことになっていて(笑)新店なのでしょうがないのですが、まず人件費を適正にすることから取り組み始めました。これはやりがいがあるぞ!と燃えましたね。

なるほど。シフトの調整って、結構気を遣いませんか…?

レウティホアイトゥー

そうなんですよ。みんな自分の生活がかかっていて、勝手に進めてしまうと不信感をもたれてしまうので。でも、そのままだと私が思い描く理想のお店はつくれないので、正面から一人ひとりに「お客様からも従業員からも愛されるお店をつくりたい。そのためには売上だけじゃなくて利益もきちんと出していきたい」と説明しました。全員に伝えるには根気強さが必要で、心が折れかけた瞬間もありましたが、やりきると決めて行動していきました。最終的に、年末年始にはお店の売上記録を更新できて、仲間と喜び合うことができました。自分が店長としてつくりたいお店を明言して、みんなを巻き込んで達成できたので、これまでに感じたことのない達成感に満たされました。

それは嬉しいですね。そのあと、事業推進グループに異動されたんですね。丸源事業部のインターナショナルの活躍推進を任されていたとか。

レウティホアイトゥー

はい。昔の自分もそうでしたが、「インターナショナルだから、リーダーシップは取れない」と思っている人は実際多いです。でも、それを言い訳に逃げていては何も始まりません。面談をして、一緒に課題と向き合ったり、アドバイスをしたりして、一人ひとりに寄り添い、挑戦を後押しするのはとてもやりがいがありました。その結果、今年は丸源事業部のインターナショナル社員の昇格試験合格者が昨年に比べて約3倍になったんです!挑戦しようと行動してくれた人が増えて、本当に嬉しく思います。

夢を追う姿が誰かの背中を押せるように

そして、今月からいよいよ海外営業推進本部での仕事がスタートしますね。

レウティホアイトゥー

はい、とてもワクワクしています。実は、昨年の全社表彰でも、みんなの前で「経営者になりたい」と明言したんです。こんなこと言ったら笑われるかなと不安でしたが、「すごい目標だね!」「トゥーさんってそんなこと考えてたんだね」と、いろいろな人から声をかけてもらえました。また、明言することで、それまで私を知らなかった人に自分の存在の見える化ができることも、大きな価値だと実感しました。

最後に、トゥーさんの「なりたい自分」とは?

レウティホアイトゥー

どんなことにも逃げずに挑戦をし、充実した人生を歩む素敵な女性になりたいです。勇気をもって明言すること、そして行動することで、見たことのない景色や達成感が得られると実感しました。それが自信になり、成長につながり、「なりたい自分」にどんどん近づけるんだと思います。次の目標は、物語コーポレーションがベトナムに出店したら、その子会社の社長になることです!私の挑戦が、また誰かの一歩を応援することにつながれば、とっても嬉しいです。