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「お金を稼ぐため」という目的を見つめ直して、新たに手に入れたもの

人財開発部 キャリア採用グループ グループ長 佐々木達大

「お金を稼ぐため」という目的を見つめ直して、新たに手に入れたもの

一人ひとりの「自分物語」を紹介する「みんなの物語」。今回は、人財開発部でキャリア(中途)採用グループのグループ長を務める佐々木 達大(ささき たつひろ)さんに登場いただきました。「とにかくお金を稼ぎたい」と10代の頃から働き始め、20代で年収1,000万円を達成したそうですが、自身の働き方に疑問をもち、転職を決意。物語コーポレーションに入社後、これまでの仕事観がガラッと変わったと言います。仕事はお金のためと割り切っていた佐々木さんが、仕事の楽しさに目覚めるまでの物語に迫ります。

PROFILE
入社日
2016年04月01日
長所
ポジティブ思考なところ
短所
飽き性なところ
すきなこと
スポーツ鑑賞、将棋
おすすめメニュー
丸源ラーメンの「熟成醤油ラーメン 辛肉そば」
おすすめの食べ方
替え玉は太麺で、お酢多めがオススメ!

仕事は「お金を稼ぐため」のもの

佐々木さんは、キャリア(中途)社員ですね。社会に出たのが早かったとのことですが、何歳から働いていたんでしょうか?

佐々木達大

中学を卒業してからすぐですね。あまり裕福な家庭ではなかったので、通信制の高校に通いながら、アルバイトで稼いだお金を家に入れていました。年の離れた弟がいて、すごくかわいがっていたので、卒業後は保育士になりたいと思っていたんですが、保育士になるために進学するのもお金がかかるので、家族のことを考えて諦めました。

そうだったんですね。その後、働く業界はどのように決めていったんですか?

佐々木達大

学歴に関わらずとにかくお金を稼げる業界を探して、まず不動産業界に入りました。まずは目標として年収1,000万円を稼ごうと思って、朝から晩まで、体力の許す限りがむしゃらに働きました。そして22歳くらいのときに1,000万円に到達して、目標達成できたんです。

猛スピードで目標達成されたんですね!

佐々木達大

でも、お金をたくさん稼いだとしても、自分が自由に使う時間や大切な人と過ごす時間がなく、自分の人生が本当にこれでいいのか疑問に感じて。「仕事は楽しむよりも、お金を稼ぐのが目的」という認識を疑ったことはなかったんですが、これを機に一度見直してみようと思ったんです。100社くらいのいろんな企業の求人票をみて、自分が何を大切にしたいのか、改めて考えてみました。

それは、大きな転機でしたね。

佐々木達大

はい。いろいろな会社を見ていく中で、自分の中で条件が定まってきました。それまで経験がなかったマネジメントにも挑戦してみたかったので、キャリアアップできる会社がよかったんです。そのためには会社の成長スピードが早く、新しい役職が次々と生まれる環境が大事だと思っていました。そんなときに出会ったのが、物語コーポレーションです。当時、10期連続で増収増益を達成し、年間40店舗の出店計画があると聞いて、その勢いがある環境で自分も成長したいと思いました。あと、働いている人が自分の会社のことを楽しそうに語っていて、それがとても魅力的で、入社を決めたんです。

順調から一転、自分の未熟さを感じて

実際に入社して、どうでしたか?

佐々木達大

どのお店も売上が高くて忙しく、従業員の数も多くて大変だったんですが、みんなイキイキと楽しそうに働いていて驚きました。あと、今の妻と当時遠距離恋愛だったので、連休が取りやすくなって、会う時間も増えましたね。2人で東北地方をぐるっとドライブしたり、以前では考えられないくらいプライベートを充実させることができました。キャリアアップも順調で、入社1年ちょっとで店長に昇格もできました。

順調なスタートを切れたんですね!

佐々木達大

でも、上手くいったことばかりじゃなくて。エリアマネジャーのときは思うように成果が出せず、本当につらかったです。エリアマネジャーという立場からお店をどうやって改善していけばいいのか悩む日々でした。店長に対して、「パートナー(アルバイト)のことをもっとよく見よう」とか「こうやってコストをコントロールしよう」とか、ちゃんと伝えていたつもりなんですが、なぜそれが必要かまで伝えられていなかったんですよね。今振り返ると、伝え方が未熟で、エリアマネジャーとしての説明責任を果たせてなかったなと思います。

それは相当なプレッシャーだったのでは?

佐々木達大

そうなんです。実はその頃、退社も考えていました。けれど、当時の上司から「それならもう一度店長をやってみたら?」と勧められたんです。店長としての仕事は好きだったので、もう一度チャレンジしようと決めました。着任したお店は、売上が低迷していて目標を達成できない状況が続いていて、上司から「ぜひ立て直しをやってほしい」と言われ、気合を入れて臨みました。

気付いたら、全力で仕事を楽しんでいた

そこは具体的にどういうお店だったんでしょうか?

佐々木達大

コスト削減が必要だったため、少ない人員でお店を運営せざるを得ない状況でした。本当は料理をお客様に届けるだけでなく、お茶のピッチャーを交換したり、紙エプロンをもっていったり、物語コーポレーションが大切にする「おせっかい」なサービスがしたいのに、それができない状態でしたね。

付加価値を感じる接客サービスが難しい状況だったんですね。

佐々木達大

なので、まずはできることからみんなを巻き込んで、実践していきました。パートナーに「お客様にまた来たいと思われるお店をつくろう」と伝えて、お客様の好みを覚えたり、言われる前にお子様の取り皿を持っていったり、お客様目線の接客に力を入れました。そしたら、ちょっとずつ状況が変わり出したんです。

どんなふうに変わっていったんでしょうか?

佐々木達大

だんだんとみんなが楽しそうに働くようになって、指示されなくても「今度はこんなことがしたい!」と自分からお客様のために動けるパートナーが増えていきました。「また来るよ!」って言ってくださる常連のお客様が増えたのも嬉しかったですね。実は、お店をどう改善すれば良いのか、ブレイクダウンして深く考えたのは、そのときが初めてだったんです。だからこそ、お店がどんどん良い方向に変わっていくのを見るのがワクワクして仕方なかったですね。売上も徐々に上がってきて、全国の店舗で競う売上前年比ランキングでは自分のお店が常に上位にいて、「今日は何位かな」と結果を見るのが楽しみでした。

佐々木さんにとって、仕事はお金を稼ぐものから、楽しいものに変化していったんですね。

佐々木達大

そうなんです。自分自身もパートナーの教育スキルやお店のマネジメントスキルを上げられている実感があって嬉しかったですし、何より自分の力でお店を巻き込んで成果を出せていることが、こんなにやりがいに感じるなんて思わなかったです。それまでの自分で一番成長できていると思えて、気付いたら、寝る前には「明日はどんな営業をしよう」って考えてから眠りにつくほど、毎日仕事を楽しんでいる自分がいました。

楽しく働いて結果を出し続けたい

現在は、人財開発部でキャリア採用を担当されていますね。

佐々木達大

はい。自分と同じようにキャリア入社をされる方に会社の魅力を伝えて、一緒に働く仲間を増やす仕事です。お店で働いていた時の楽しさとはまた違って、自分が採用した人が入社して活躍されていたり、イキイキと楽しそうに働いていたりするのを見るとすごく嬉しくて、この仕事の醍醐味を感じますね。自分らしい人生を歩みたいと思う仲間を採用し、しっかり目標採用人数を達成できた瞬間は、部内のみんなで喜び合いました。

最後に、佐々木さんの「なりたい自分」とは?

佐々木達大

楽しく仕事をしながら、成果を出し続けられる人です。お金だけが目的だったり、つらいとか大変なだけの仕事って、その先に何も残らないんですよね。どうしたら自分が楽しく働けて、まわりを巻き込みながら成果も出せて、仕事にやりがいを感じられるかを考えながら行動するのが面白いなと感じます。これからも、自分の人生にワクワクしながら挑戦をし続けていきたいですね。