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もう「できない」とは言わない。逃げない自分づくりへの飽くなき挑戦

丸源ラーメン 豊川店 店長 大塚有希

もう「できない」とは言わない。逃げない自分づくりへの飽くなき挑戦

一人ひとりの「自分物語」を紹介する「みんなの物語」。今回は、『丸源ラーメン 豊川店』で店長を務める大塚 有希(おおつか ゆうき)さんに登場いただきました。キャリア(中途)社員として入社後、6年目の年末年始に『丸源ラーメン』の売上業態レコードを更新し、今年の全社表彰では「優秀プレジデント賞」を受賞した大塚さん。しかし、物語コーポレーションに入る前は、意思が弱く何事からも逃げがちだったと言います。理念体現者たちとの出会い、逃げ癖がついていた自分との対峙を経て、大塚さんがつかんだ生き方とは。

PROFILE
入社日
2019年02月01日
長所
堂々と言いたいことを伝えるところ
短所
熱が入ると言いすぎてしまうところ
すきなこと
サウナ、外食
おすすめメニュー
丸源ラーメンの「ゴマたっぷり白胡麻担々麺」
おすすめの食べ方
ごはん(小)付きで、気分によってメンマや味玉をトッピング

物事から逃げがちだった日々

売上業態レコードの更新に、全社表彰にて「優秀プレジデント賞」の受賞、おめでとうございます!名前を呼ばれたときはどんな気持ちでしたか?

大塚有希

ありがとうございます!あのときは、もうめちゃくちゃ嬉しかったですね。もともと自分は物事から逃げがちで、何かを成し遂げた経験はあまりなかったんです。そんな自分が初めて表彰されて、びっくりもしたけど達成感がありました。

そうだったんですね!それは意外です。

大塚有希

はい。学生時代から将来の夢とかがないタイプで、進路も母親の勧めで理学療法士になるための大学に進んでいました。だけど、勉強とか実習がだんだん大変になってしまって退学したんです。やりきるという信念もなく、ただしんどい状況から一刻も早く逃れたいという気持ちでした。

退学されて、どうしたんですか?

大塚有希

退学したあともやりたいことは特に見つからず、アルバイトをしていた某牛丼チェーンでそのままズルズルと働いていました。でも、その2年後くらいに、同級生が就職し始めて。一方で自分はフリーターのままだったので、まわりへのコンプレックスを感じて焦りましたね。飲食の仕事は楽しくて好きだったので、このままバイト先で正社員になるか、ほかの飲食系の会社にいくか、就職先を探し始めました。

そこで、物語コーポレーションと出会ったんですね。

大塚有希

そうです。そのときの面接官がすごく温かく接してくれて、驚きました。こちらが会社のことを質問した際も、いろんな資料を引っ張り出しながら話してくれたり、面接の最後に「大塚さんのこういうところが素敵でした」と丁寧にフィードバックをくれたりしたことに感動したんです。ここなら自分も一生懸命働けるかもと思って、入社を決めたんです。

憧れの店長の背中を追いかけて

実際に物語コーポレーションに入社してみていかがでしたか?

大塚有希

働く人たちが理念を体現する姿に衝撃を受けました。特に、当時の店長の安藤さんは、誰に対してもどんなときでも、相手に正々堂々と想いを伝える姿勢がかっこよく、すぐに憧れの存在になりました。たとえば、パートナー(アルバイト)にただ「これをやってください」と指示を出すのではなく、なぜやるのか、相手にどうなってほしいかなどを、きちんと時間をとって丁寧に相手に伝えていて、パートナーからもすごく慕われていたんです。自然と、「こんなふうに理念体現をして仕事ができる人になりたい!」と思いました。

目指したいものができたんですね。

大塚有希

はい。少しでも憧れの存在に近づきたくて、私も店長を真似して、少しずつパートナーに「こうしてほしい」と自分の考えを伝えるようになりました。最初は小さな一歩でしたが、毎日根気強く繰り返していくことでだんだん自信がついていきました。副店長になるころには、自然に思ったことを口に出せるようになっていましたね。

だんだんと憧れの姿に近づいていったんですね。

大塚有希

でも、そう上手くもいかなくて。副店長として異動した先のお店で、自分が思ったことをなんでもバンバン伝えていたら、だんだんと避けられるようになって、気付いたらお店の全員から嫌われてしまったんです。そのときはちょっと心が折れて、「もう辞めちゃおうかな」って気持ちになりましたね。今思うと、相手の意見を聞かず自分がお願いしたいことばかり話したり、自分の考えを押し付けてしまっていたのが良くなかったです。

一方的なコミュニケーションになってしまっていたと。

大塚有希

そうです。そんなあるとき、新店のトレーナーとして研修に参加する機会があって、そこで出会った店長に「店長にならないの?」って聞かれて。「副店長としてリーダーシップもとれてないのに、無理ですよ」って言ったら、「それなら、どうやったらできるようになるかを考えてみようよ。もったいないよ」って言われて、ハッとしたんです。できない理由を探して、逃げていたんだなって。昔の自分から全然成長してないじゃんって、反省しました・・・。そこからは、もう逃げないぞと心に決めて、すぐに「店長になります!」と明言しました。

もう何事からも逃げない自分へ

店長になってからは、どうお店づくりをしていったのですか?

大塚有希

明言してから4カ月後に店長に昇格して、着任したお店では「まわりを尊重しながらも自分の言いたいことを言って、やりたいことをやるぞ!」と決めていました。まずはしっかりコミュニケーションをとることが必要だと考えて、最初の1カ月間は自分の話よりもまず相手の話を聞くことに専念しましたね。そのあとは、自分の弱いところや苦手なことも含めてみんなに自己開示したりして。最初は言いづらい気持ちも少しあったんですが、ありのままをさらけだしていこうと勇気を出しました。

副店長のときの失敗を活かして、仲間づくりをしていったんですね。

大塚有希

はい。それから「みんなで業態レコードを更新したい!一緒にやろう!」って伝えて、そのためにやれる方法をとにかく考えていきました。『丸源ラーメン』でトップクラスの売上を誇るお店でしたが、「ピーク帯はお互いのポジションにどうフォローに入るか」とか「忙しくてもお客様にしっかり満足いただくにはどうするか」など、どんなことでも仲間と一緒にやれる方法を考えて、試行錯誤を繰り返して繁忙期の営業に臨みました。その結果、掲げていた業態レコードの更新ができたんです!

素晴らしい成果ですね!そして今年の全社表彰で「優秀プレジデント賞」も受賞されたんですね。

大塚有希

はい。店長として成功経験を得たことで、「できないことはないんだ」と思うようになりました。以前はよく言っていた「自分には無理だ」とか「できないと思う」って言葉を言わなくなったし、どんなことに対しても逃げずに、常にやれる方法を考えるようになれましたね。自分にとってちょっと高い壁だとしても、トライ&エラーの精神で立ち向かうことが増えたと思います。昔に比べて毎日刺激にあふれた日常を過ごせるようになって、人生がすごく充実しています!

言いたいこと、やりたいことを表現し続ける

今後はどんなことに挑戦していきたいですか?

大塚有希

エリアマネジャーやブロック長などの役職に挑戦していきたいと思っています。以前の自分だったら「エリアマネジャーなんてなれない」と思っていたでしょうね。けれど、自分が過去に良い影響を与えてもらった店長たちみたいに、関わった人に「自分もこんなふうになりたい!成長したい!」と思ってもらえるように、これからも成長し続けたいです。

最後に、大塚さんの「なりたい自分」とは?

大塚有希

いつでも言いたいことを言い、やりたいことをやれる自分であり続けたいと思っています。そのためには、個対個、自己開示、明言と行動の繰り返しが欠かせません。これからも、何事からも逃げない自分づくりをしていきます!