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すべてをひとりで抱え込んでいた私が、チームの力を最大化させる店長になるまで

丸源ラーメン 知多店 店長 荒木智恵美

すべてをひとりで抱え込んでいた私が、チームの力を最大化させる店長になるまで

一人ひとりの「自分物語」を紹介する「みんなの物語」。今回は、『丸源ラーメン 知多店』で店長を務める荒木 智恵美(あらき ちえみ)さんに登場いただきました。全社表彰にて2年連続で「優秀プレジデント賞」を受賞した荒木さんですが、その華々しい成果の裏には、過去に自分ひとりですべてを抱え込み、挫折した経験がありました。荒木さんが「自分でやらなきゃ」という思い込みを捨て、勇気を出してまわりを巻き込む第一歩を踏み出したきっかけとは。チームの力を最大化することで、売上の大記録を打ち立てた軌跡を追っていきます。

PROFILE
入社日
2015年04月01日
長所
ポジティブ!つらいことがあっても引きずらないところ
短所
面倒くさがりなところ
すきなこと
食べること、寝ること、USJに行くこと
おすすめメニュー
熟成醤油ラーメンきゃべとんの「熟成醤油 旨辛ニラ豚そば」
おすすめの食べ方
肉増し&きゃべ増しが最高です!

独りよがりな責任感に気付いた日

荒木さんは、2024年と2025年の全社表彰で「優秀プレジデント賞」を連続受賞されていますよね。素晴らしい快挙ですね!

荒木智恵美

荒木智恵美

ありがとうございます!受賞後すぐに『丸源ラーメン』に異動したのですが、その前は『熟成醤油ラーメン きゃべとん』で店長をしていました。きゃべとんで業態の売上レコードを2年連続で更新できたことが、評価につながったのだと思います。

売上記録の更新は、お店全体を巻き込まないと出せない成果ですよね。

荒木智恵美

荒木智恵美

そうですね。でも、もともとは人を巻き込むことが本当に苦手でした。「こんなこと相談しても迷惑かも」とか、「間違って伝わるくらいなら自分でやったほうがいい」と思い込むタイプだったんです。ひとりで抱え込みすぎて、営業中にキャパオーバーになり、判断や指示出しが遅れることもよくありました。店長や先輩から「ひとりで頑張りすぎだよ」とよく言われていましたが、「社員なんだから自分がやらなきゃ」と、誰かに頼ることをネガティブに捉えていたんです。

それが変わったのはなぜですか?

荒木智恵美

荒木智恵美

「ひとりで仕事はできない」と痛感したからです。入社して1年後くらいに、キッチン責任者として食材の仕込み量のコントロールを任されたことがきっかけでした。食材を過不足なく適正な仕込み量でキープしなければならなかったんですが、自分ひとりで全部の食材を管理しようとして、連日規定以上の食材ロスを出してしまっていたんです。自分なりに調整しても改善できず数カ月にわたりお店の利益を圧迫してしまい、最終的には店長に代わってもらって、ようやく正常化しました。

ひとりで抱え込んだ結果、大きな失敗につながってしまったんですね。

荒木智恵美

荒木智恵美

はい。でも、店長はまわりのパートナー(アルバイト)を巻き込んで管理していたんですよね。例えば、客数の予測数値をみんなに共有して仕込み量を一緒に決めたり、作業を何人かで分担して1人だけに負荷がかからないように工夫していました。そうしてそれぞれが考えて行動できる仕組みをつくり、結果的にベストな仕込み量をキープしていたんです。私は、自分がやらなきゃと意固地になってまわりを頼ろうとせず、結果的に独りよがりな行動をしていたと気付きました。パートナーを巻き込んだり、まわりの力を借りたりしない限り、良い結果は生み出せないと痛感しました。

まわりを巻き込む第一歩を踏み出して

そこから荒木さんはどうしたんですか?

荒木智恵美

荒木智恵美

ひとりで抱え込むのをやめて、これからはみんなを頼ろうと決めました。まず朝礼では、キッチン責任者として数値改善ができなくて悔しかったこと、これからはみんなに協力してほしいということを思い切って伝えました。どんな反応が来るか内心怖くてたまりませんでしたが、みんなが「何でも協力するので言ってください、一緒に頑張りましょう」と声をかけてくれて、心から安心しました。

荒木さんの想いがパートナーに伝わったんですね。

荒木智恵美

荒木智恵美

そうですね。それから、パートナーからキッチン責任者を1人任命して、新たに2人体制で業務にあたっていきました。みんなを巻き込む工夫を一緒に考えたり、さらに精度の高い食材コントロールを実現するためには何ができるかとアイデアを出し合ったり。私がこうしたい!と思ったことを一緒にみんなに広めてくれたりもして、すごく心強い存在でした。そうして協力してもらった結果、わずか1カ月で食材ロスを規定内に収めることができたんです!

まわりの力を借りられなかったときとは、大きな違いですね。

荒木智恵美

荒木智恵美

はい。それと、ひとりで抱え込むのをやめたことで、みんなが当事者意識をもってくれるようになって、お店全体で議論することが増えたんです。改善したいお店の課題や、それに対してどうするかなどに対して「こっちの方がいいと思います」と提案をしてくれるパートナーも増えていき、全員でお店づくりをしている実感を得ることができました。すごく団結力を感じましたし、どんな目標でもみんなで挑めば達成できるはず!と大きな自信にもなりましたね。

動機付けでチームの力を最大化

店長になってからは、どのようにお店づくりをしていったんですか?

荒木智恵美

荒木智恵美

どんどん権限移譲をしていきました。店長として頑張らなきゃと気負う気持ちがあったことも事実ですが、それで抱え込んではいけないと学んでいたので。日々の発注業務や新人トレーニングもパートナーに任せて、一人ひとりに動機付けをしながらチームビルディングを進めていきました。

どうやって動機付けをしていったのでしょうか?

荒木智恵美

荒木智恵美

仕事内容だけを伝えるのではなく、自分が思い描くビジョンを伝えていきました。「あなたにはこんなふうに成長してほしい」とか「あなたと一緒にお店をこんなふうに良くしたい」と伝えるようにしたら、最初は面倒くさそうに仕事をしていた人も、自主的に動いてくれるようになりましたね。自分からまわりに指示出しをして巻き込んでくれたり、「次はこれに挑戦したいです」など積極的に成長を目指してくれるようにもなりました。

そういった積み重ねが成果につながったんですね。

荒木智恵美

荒木智恵美

はい。そして店長になって3年目で、業態レコードを更新することができました!そのときも、お店が目指したい売上目標と、そのために何をしたいのか、みんなに何をしてほしいのかを伝えることを徹底しました。また、新人トレーニングができるパートナーを増やしたり、ベテランパートナーの役職昇格を目指すなど、教育に注力して戦力化を進めた結果、売上も右肩上がりになったんです。

誰かの人生のプラスになれるように

まわりを巻き込むことで、チームの力を最大化して成果を生み出せるようになったんですね。

荒木智恵美

荒木智恵美

はい。過去の自分と比べると、我ながらすごく変わったなと思います。「自分は完璧な人間じゃない。私ひとりの力では何もできない」といい意味で吹っ切れたことで、まわりを巻き込む第一歩を踏み出せたんだと思います。それによって、チームが成長するということも学びました。あのとき、自分の行動を変える意思決定をして本当に良かったと思います。

最後に、荒木さんの「なりたい自分」とは?

荒木智恵美

荒木智恵美

どんなときもまわりに良い影響を与えられる人でありたいです。私と一緒に働いたことで「ここで仕事ができて良かった」と思えたり、大切なことが学べたり、何かその人の人生のプラスにつながれば嬉しいです。一人でも多くの仲間の未来を明るくできるよう、自分自身も常に成長し続けながら意思決定と行動を重ねていきます。