ゆず庵影の勇者たちepisode3 ~開発推進部 商品マスター管理グループ 小川原康介編~
ゆず庵影の勇者たちepisode3 ~開発推進部 商品マスター管理グループ 小川原康介編~
この企画では、好調な売上を維持する『寿司・しゃぶしゃぶ ゆず庵』を支える影の勇者たちに迫ります!
episode 3でお話しいただく“勇者”は、
開発推進部 商品マスター管理グループ 小川原 康介さんです。
Q1.開発推進部 商品マスター管理グループの業務内容について教えてください
主な業務は、タッチパネルの作成とPOSレジやハンディへの配信です。
店舗で販売する商品には、それぞれに「商品コード」を紐づけています。
たとえば、「まぐろ」を販売したい場合は、商品コードをPOSレジとハンディに
正しく配信・登録して初めてハンディで商品を注文できるようになります。
同じように、タッチパネルの商品画像の裏側に正しく「まぐろ」の商品コードを登録することで、
タッチパネルの「まぐろ」の画像を押せば、キッチンから切り伝が出てくるようになります。
ちなみに、『ゆず庵』のタッチパネル画面は白いキャンバスのようになっていて、自由に画像の貼り付けができるので、
「まぐろ」の画像において、お客様が押すだろうと予測した場所の裏側に、商品コードを貼り付けます。
『丸源ラーメン』のように、レイアウトのデザインが決まっているタッチパネルだと、この作業は発生しません。
▲商品画像上の青い四角で囲まれた範囲の裏側に商品コードを貼り付けることで、その範囲をタッチして注文することができる
Q2.1日の業務の流れを教えてください
実は、マスターデータをつくるにも、さまざまな仕事が発生します。
期間限定メニューを配信する1週間前は、1日かけてマスターデータをつくっています。
まずは、「切り伝・レシート・ハンディの表示名称はこうしたい」という要望が書かれた申請書を、事業部からもらいます。
切り伝に表示できる文字数には上限があるので、それらを確認し、
タッチパネル画面の作成担当であるデータサイエンスグループの峯岸さんから画像をもらって作業に取りかかります。
1つの商品に、複数の商品コードが付きますので、
期間限定メニューの入れ替えだと、通常100個くらいの商品コードを作成します。
Q3.100個もあるんですか!?大変な作業ですね!
大変そうに見えるかもしれませんが、実は私はあまり苦になっていません(笑)
もう少し詳しく説明すると、たとえば「松花堂」(ランチのお膳メニュー)では、1つの商品に複数の商品コードを紐づけ、
注文が入ると各キッチンプリンターから必要な切り伝が出るよう設定しています。
また、『ゆず庵』の「松花堂」は期間限定メニューとともに、内容を変えているので、
季節ごとに商品マスターを変更しないと、その後の出数等の分析ができません。
また、追加だけではなく、同時に削除しないといけない項目も100個くらいあります。
新たなメニューをマスター登録して、事業部の申請書に記載されたハンディやレジキーを指定の場所に登録しつつ、
古い期間限定商品の表示は消すのか、ほかの場所に移すのかをハンディとレジキーの両方でやります。
ちなみに、商品マスターの変更数が一番多いのは、秋なんですよ!
Q4.業務をする上で重視していることは何ですか
「ミスをしない」ということです。これが大前提である仕事だからです。
実際のところ、90点でも、120点でもダメだと思っています。
そのプラス20点分って、誰からも求められていない仕事であれば、かえって無駄になってしまうんです。
もらった申請書通り、過不足なくきちんと登録をする。
そして、お客様がタッチパネルで注文する際に困ったり迷ったりしないように裏側の設定をする。
「ここも押しそうだな・・・」と複雑になりすぎると、無駄な作業時間が増えます。
作業効率を意識しながら、お客様が困らないタッチパネルを実現する。かつ、ミスがない。
この優先順位とバランスが大事だと思っています。
Q5.うれしいと感じるのはどんなときですか
人によって違うと思いますが、
私は、期間限定メニューを変更したのちの1週間に、店舗から連絡がないとうれしいです!
つまり「配信ミスなどの“事故”がなかった」ということなので。
配信後は毎回ドキドキしながら過ごしています。特に週末ですね(笑)
1週間連絡がなければ、ほぼ問題ないというケースが多いです。
まあ、うれしいというより「安心感」ですかね。
事故を起こすか起こさないかの瀬戸際で戦っていますので。
Q6.最後に、店舗の皆さんへメッセージをお願いします
2つあります。
1つ目は、メニュー変更などがあったときは、タッチパネルを立ち上げ、商品を注文してみてほしいです。
もちろんミスがないように何度も確認をしていますが、
万が一ミスがあったら、お客様はもちろん、皆さんにも迷惑をかけてしまいます。
できるだけ早く対応したいので、ぜひご協力をお願いします!
2つ目は、タッチパネルやレジで「こんなことはできますか?」など、要望があったらどんどん言ってほしいです。
皆さんの希望に対して、できることは叶えていきたい。
「こういう名称の方がわかりやすい」とか、「こういうレイアウト・表記の方がわかりやすい」とか。
もちろん、本部のメンバーで真剣に考えてやっていますが、店舗の皆さんの意見がやっぱり重要だと思います。
直接的な解決策が打てない場合でも、
「こういう方法だったらできますが、どうですか?」とか、
「これはできないけど、似たようなことでこんなことはできますが、どうですか?」
というキャッチボールを積み重ねていけたら、さらによいものが出来上がっていくと思います。
次回、episode 4は、
「商品開発部 鬮目 哲矢さん」(と、ちょこっと萩野 平さん)が登場します!
お楽しみに~♪
▼「ゆず庵影の勇者たちepisode 2 ~峯岸蒼編~」はこちら!