中国の学生を受け入れるインターンプログラムを実施
みなさん、おはようございます!
「もっと!ものがたり」編集部の河田です。
今回は、物語コーポレーションが実施した「物語インターンシップ」についてご紹介します。
物語インターンシップとは?
ダイバーシティ&インクルージョンの理解の深化を目的に、2012年から行っている取り組みです。海外から「リーダーシップを学びたい」という学生を日本に招き、店舗研修や店舗スタッフとの交流を行います。海外の学生に対し、リーダーシップやフードビジネスを学ぶ機会を提供するとともに、物語コーポレーションにとっても、海外の学生と触れ合いを通じて、ダイバーシティ&インクルージョンの理解の深化につながる機会となります。なお、インターンシップ生の受け入れ店舗は社内公募にて決定されます。
このたび、2025年1月13日(月)から1月25日(土)の期間、中国の学生3名をインターンシップ生として受け入れました。その様子をみなさんにもお届けします。
今年は参加枠が増え、3名の中国人学生が参加
これまで2名だったインターンシップの参加枠を、今年は1名増やし、計3名を受け入れました。より多くの人にダイバーシティ&インクルージョンへの理解を深めてもらいたいという想いから、中国・上海外国語大学の翁 嘉源さん、黄 丁鈺さん、厳 紫琴さんが来日しました。
店舗で物語ブランドの価値を体験し、自ら体現
インターンシップ生の3名は、『丸源ラーメン 千音寺店』『焼肉きんぐ 鈴鹿店』『焼肉きんぐ 尼崎長洲店』の3店舗において、1月14日(火)から1月20日(月)までの6日間、店舗研修に参加しました。
店舗スタッフからレクチャーを受けて開店準備を行ったり、開店前の朝礼に参加したりするほか、実際に調理や接客も行い、物語コーポレーションが大切にする「とびっきりの笑顔と心からの元気」な店舗づくりを体験しました。
店舗研修だけでなく、交流や学びの機会も充実
さらに、受け入れ店舗の店長やスタッフと交流を深める1泊2日の小旅行へ。翁 嘉源さんは『丸源ラーメン千音寺店』店長の依田郁子さんのご家族と岐阜県の下呂温泉に行き、名物料理を食べたり、観光をしたりなど楽しい時間を過ごしました。
3名の学生が物語インターンシップで学んだこと
最終日には、当社の原点といえる専門店『魚貝三昧 げん屋』にてインターンシップ報告会を開催しました。
参加した学生からは、「日本の文化や中国との違いなどを知りたいと思い、インターンシップに参加をしたが、それだけでなくフードビジネスの仕組みの違いなども学ぶことができた」「世界に羽ばたく人財になりたいという気持ちが強くなった」など、それぞれの学びや気付きを共有しました。
▲報告会には受け入れ店長やスタッフも参加
受け入れ店舗の皆さんの想い
今回の「物語インターンシップ」において店舗研修を中心になって行った各店舗のみなさんに話を聞きました。
丸源ラーメン 千音寺店 店長 依田郁子さん
千音寺店は、これまでも新入社員が配属されたり、チャレンジド(障がい者)パートナーの採用をしたりするなかで、トレーニングの経験を積んできたスタッフがたくさんいます。しかし、今回思ったように伝わらないなど、うまくいかないこともあり、言葉だけでなく表情やジェスチャー、模範演技を見せるなど、トレーナーそれぞれが表現を工夫して伝える努力をしていました。店舗全体でトレーニングやフォローを行った結果、初日に「実は私は内気な性格なんです」と不安そうだった翁さんは、最終日には最初とは比べものにならないくらい笑顔を見せてくれました。弱音を吐かず、「なりたい自分」に向かって挑戦する姿に私たちも非常に刺激を受け、一緒に成長することができ、本当に素晴らしい時間を過ごせたと思います。
焼肉きんぐ 尼崎長洲店 店長 古田拓也さん
「物語インターンシップ」では、インターナショナルの人たちへの理解を深め、関わり方について知見を深めたいと考えていました。今回受け入れた厳さんは、中国人というアイデンティティを大切にし、誇りを持っており、その姿から私自身も日本人としてのアイデンティティや自分が大切にしていることは何かをきちんと伝えることが大事だと考え、個対個のつながりが、国際交流をしていく上で大切なことだと気づかされました。店舗にとっても、学びの多いイベントでした。受け入れを迷っている店舗がありましたら、ぜひ勇気をもって一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。
焼肉きんぐ 鈴鹿店 副店長 姫治智子さん
鈴鹿店は、オープンから25年以上経っている店舗ですが、今回インターンシップ生を受け入れることで、店舗の皆さんが新たな刺激を感じられたらうれしいと思っていました。黄さんからは、言語や文化の違いに恐れず、思ったことをきちんと伝える大切さを学ぶことができ、店舗のみなさんは、自分たちの教え方を見直したり、さらに相手に伝わりやすくするにはどうすればいいかを考えたりするなど、行動に良い変化が見られるようになっていきました。「物語インターンシップ」は、そういった新たな発見がたくさんでき、店舗にとって必ずプラスになると思います!
おわりに
今回の取材を通じて、異なる言語や文化をもつインターナショナルの方々から、本当にたくさんの気付きや学びを得ることができると改めて感じました。まさに、「違いを恐れず表現することがイノベーションを生み出す」という物語コーポレーションのダイバーシティ&インクルージョンの真髄を感じることができました!
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