セクシュアルマイノリティ活躍の取り組み
物語コーポレーションは、経営目標において「セクシュアリティの垣根をとる」ことを明記し、誰もが豊かで幸せな「自分物語」を歩むことを応援しています。セクシュアルマイノリティに対する取り組みについては、戸籍上は同姓のカップルが法律上の婚姻関係と同様に当社の福利厚生を利用できる「ライフパートナーシップ制度」を2019年7月から導入したほか、2022年から「レインボーコミュニケーションバッジ(RCB)プロジェクト」(主催:株式会社JobRainbow)に4年連続で賛同しています。本プロジェクトは、従業員同士やお客様に対して差別・偏見なく、違いを大切にしたコミュニケーションを図ることを表明するもので、当社は第1回目から株式会社JobRainbowと協働してきました。また、当事者への理解を深めるための基本知識やガイドラインを掲載した「セクシュアルマイノリティサポートブック」を社内むけに発行し、法整備等に合わせて随時更新をしています。当社はこれらの取り組みを通じて、誰もが自分らしく働きやすい環境づくりを推進してきました。
PRIDE指標にて「ゴールド」および「レインボー」に認定
これらの取り組みの結果、一般社団法人work with Prideが主催する「PRIDE指標2025」において、当社は「ゴールド」認定を7年連続で獲得、さらに「レインボー」認定を3年連続で獲得しました。「レインボー」認定は、自社単独の取り組みでできる範囲を超えて、ほかのプレイヤーと力を合わせながら、セクシュアルマイノリティの人々が自分らしく働ける職場づくりの実現に中長期的にコミットメントしている企業を評価するものです。要件として、同指標にて「ゴールド」認定を獲得していることに加え、日本におけるセクシュアルマイノリティに関する法整備の実現に賛同を表明していることも必要で、当社は2023年8月から婚姻の平等(同性婚の法制化)に賛同する企業を募るキャンペーン「Business for Marriage Equality」への賛同を表明しています。
「work with Pride 2025 カンファレンス」に参加
本指標の認定に伴い、2025年11月14日(金)に経団連会館(東京都千代田区)において開催された「work with Pride 2025カンファレンス」に人財応援部の部員が参加しました。認定企業として表彰式に参列したほか、ダイバーシティを推進する企業や団体関係者が登壇するパネルセッションを聴講し、最新の取り組み事例に関する理解と知見を深めました。
セクシュアルマイノリティ当事者の声
ゆず庵事業部 事業推進グループ 上級マネジャー 清水ありす

私は、「なりたい自分」を目指すことを応援してくれる物語コーポレーションの理念に惹かれて入社を決めました。男性として生まれ、女性としての性表現を望んでいた私は、この会社に入って初めて人前で自分の好きな格好ができたんです。差別や偏見をすることなく、受け入れてくれた仲間の存在にとても救われました。また、セクシュアルマイノリティが性自認に合わせた通称名を使用できる制度があるので、それを利用して「ありす」と名乗っています。見た目も氏名も、「ありのままの自分」を表現しながら働けることで、仕事にも集中できますし、自分の可能性を信じて全力で挑戦できる毎日が送れています。