なぜ『しゃぶとかに 源氏総本店』から学ぶのか

ゆず庵は、和食専門店である源氏総本店のカジュアルダウン業態として、2012年6月に誕生しました。源氏総本店が持つ、上質な味わいと心温まるおもてなしの精神を受け継ぎながら、より多くの方に日常使いしていただけるお店として成長を続け、現在115店舗(2026年5月末時点)まで店舗数を伸ばしています。

こうしたブランドの急成長を最前線で支えているのが、ゆず庵において店長資格を持つパートナー等に与えられる「女将」という特別な役職です。全国の店舗にわずか14名しかいない彼女たちは、店舗の接客リーダーとして高いホスピタリティを発揮し、お客様に感動をお届けする重要な役割を担っています。ブランドが拡大し続けている今だからこそ、ゆず庵のおもてなしの基準をさらに引き上げる狙いのもと、全国各地の店舗から女将たちが一堂に会し、自分たちのルーツである源氏総本店で学ぶストアツアー研修の実施が決定しました。

五感で学び、絆を深めるプログラム

今回の研修には、大きく3つの目的があります。1つめは、源氏総本店の歴史とルーツを知ること。2つめは、源氏総本店のハイレベルな接客から得た学びをゆず庵へ還元すること。そして最後に、普段は別々の店舗で働く女将同士の横のつながりをつくることです。

研修の幕開けとなった自己紹介タイムでは、参加者一人ひとりが自分の言葉で女将の役割に対する想いや現在チャレンジしている内容について語りました。その後、ゆず庵事業部の事業部長 三宅 泰嗣さんからこれまでのブランドの軌跡や今後の戦略に関する講話が行われ、自分たちのブランドの立ち位置と高い成長性を再確認しました。

次に、源氏総本店で実際に提供されている料理の試食タイムが設けられ、源氏総本店の女将による接客時の気配りや所作について、ゲストの視点から体感する時間となりました。また、商品開発部の萩野 平さんから、商品開発におけるこだわりや熱い想いを直接聞くことで、女将たち自身の学びを深めていきました。

続いて、源氏総本店南越谷店の支配人や女将から、長年培ってきたおもてなしの極意や、育成のあり方についてお話がありました。最後に行われた交流会では、参加者同士で日々の悩みや工夫を共有し、各地の女将たちがこれからのゆず庵を共に支え合う仲間として、横のつながりを築く時間を過ごしました。

参加者の声

寿司・しゃぶしゃぶ ゆず庵 新座野火止店 女将 太田千幸

太田千幸

研修に参加して、全国の女将の皆さんと直接会えたことが何より嬉しかったです。これまでオンラインの会議などでしか話せなかった仲間とリアルに繋がれたことで、一人で悩んでいたことも「みんな同じように壁にぶつかりながら頑張っているんだ」と心が軽くなりました。一番刺激を受けたのは、誰も女将をゴールだと思っておらず、パートナーの可能性をもっと広げたいと熱く語っていた姿です。今回の研修で学んだ、学生パートナーに対しても妥協せず高いスタンダードを求める育成方法を自店でも取り入れ、まずは自分のエリア全店に女将を誕生させたいです。横のつながりができたからこそ、これからはもっとお互いに高め合っていけると感じています。今後は、女将のその先のキャリアを作る挑戦をしていきます。

寿司・しゃぶしゃぶ ゆず庵 米沢店 女将 佐藤由香里

佐藤由香里

近隣店舗に女将がおらず、横のつながりが欲しかったので、このような貴重な機会を作ってもらえたことに本当に感謝しています。研修の中で、商品開発部の萩野さんから商品に対するこだわりを直接聞けたことも学びになりましたし、こうして自分たちの言葉でお客様に魅力を伝えることの大切さを改めて実感しました。また、自店舗だけでなく「ゆず庵全体に影響を与える存在になろう」と実際に行動を起こしている他店舗の女将たちの姿に、とても良い刺激をもらいました。今回の研修で学んだ、「すべてはお客様のために」という姿勢を軸に、自分自身の言葉で料理やゆず庵の魅力を伝えていきたいと思います。まずは自店や近隣エリアから女将を増やしていけるよう、一人ひとりに合わせた働き方改革にも取り組んでいきたいです。